患者さんは痛みが取れて,そこを金属などで補綴してもらうと,それで治ったと安心しがちですが,実はそれからが大事なのです。
「何が原因でその歯が虫歯になったのか」もう一度良く考えてみましょう。従来の歯科治療はさまざまな理由で,その原因療法よりも対症療法(例えば削って詰めること)が中心となる傾向がありました。
その結果一度治したはずの歯が再び虫歯になったりせっかく高価な材料で治したのに思いのほかもたなかったりといったことをたびたび経験された方も多いことと思います。
当院では,その病気の原因についてきちんと分析することから治療を開始したいと考えております。(もちろん痛みなどの緊急処置についてはすみやかに行います)
したがって多くの場合,比較的早い段階で,生活のご指導やブラッシングのトレーニングをさせていただきます。
生きている木と枯れた木の寿命を比べればわかるように,生物と無生物ではたいていは生きているほうが長持ちします。歯も同じで神経を取ってしまうと天然歯と比べどうしても寿命が短くなります。
「歯は削れば削るほど寿命が短くなる」といっても過言ではありません。歯をできるだけ削らなくても済むように,早期発見と予防のための定期検診にぜひご協力下さい。
口臭のある方が若年化し、増加しています。
年頃の女性ですら”あれ?口臭?”というような事がよくある様です。女性はホルモンの影響を受けるため注意が必要です。
口臭は自分自身では気付きにくいのに、周りの人が気付いてしまうのです。
このような理由から当院では、口臭の測定をおすすめしております。
測定結果が良ければ安心です。
測定で良い結果が出なかった方へ、治療をおすすめします。
口臭の測定時間わずか30秒
上向きにマウスピースをくわえていただきます。(測定機器がお口の中の空気を自動吸引します。)
口臭のレベルを客観的に測定し、
それに基づいて治療を進めていきます。
口臭の原因となるVSCガス(揮発性硫黄化合物)を検知し、適正なレベル(4段階レベル)を表示します。
口臭治療に歯科治療(歯肉炎や歯周病、虫歯がみつかることもあります)は不可欠なので、口臭治療を行なう時は、まず歯科治療(保険適用)を行なう、ということになります。
短期間で治療が終了した場合でも、6ヶ月につき1回測定し、治療・指導・経過観察を行っていきます。
※口臭が口腔内の原因に依る物でない場合、口臭除去できない場合があります。